パリ1 出会った人々

旅の記録。
何から書こうかなぁ~って、
想像していましたが、
「やっぱり、自分が一番伝えたいことから書こう!」と
決めました。

それは、パリで出会ったひとびとのこと。



大都会のパリ、
市街地は東京山手線と同じくらいの面積が
あるそうです。

なので、イメージしやすいように、東京の具体的な街、
大手町、池袋、表参道、下町などなど、比較して街を歩いていました。

方向感覚もある方だと自負していたのですが、
街にいざ、降り、立つと、
「ここはどこ?標識がフランス語だし、わかんないよ、、、。」
360度ぐるりと見渡して、一瞬に迷子。
道を尋ねては、地図とにらめっこ。
この時、日本語マップは相手の国の方には読めないから、
わかりにくいし、使いづらいと、初めて気づきました。


なんとか、2日目からの宿が決まり、
ザックを下して、街に出かけた日。
現地到着から2日目。
まずは、パリ全体の位置や情報をGETしようと、
市内バス観光(東京ハトバスみないなもの)に申し込み。
観光センターに行くまでに、見つけた日本語表記のお店や商品の多いこと!
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パリ最終日まで、ずっと感じたことですが、
日本食だけじゃなくて、文化も思想も含めて、
とってもパリに溶け込んでいました。
たとえば、南部鉄器や日本茶が売ってる専門店があったり、
布団専門店があったり、日本食レストランも20代のカップルが
気さくに入れる店の数と種類・金額だったり、
出会った人に聞いた日本人のイメージがいいものが多かったり・・・。
いい意味で、「日本からきたの?ウェルカム!」の浸透さを
感じたんです。
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話は戻り、
観光の予約をしたら、グウとお腹の虫がなり、
そういえば、全然食べていなかったことに気づきました。
最初のお昼を食べに、イタリアンカジュアルバーへ。
(ラザニアとかパスタとかメニューが読みやすかったのと、
頼みやすかったから!)
注文した料理をトレイで持って、奥の席へ行き、着席。
いただきまーすのはずが、、、

ぽとん

持参していた、オリジナルリップクリーム入れに収まっていた、
リップクリームが、かがんだ瞬間に、床に落ちて、

コロコロ

と、座るはずの大きなソファの下に入ってしまったんです。

(オーマイゴット!)
心で叫んだけど、パリの空気に圧倒され続けて、
声にならず、もごもご。
あきらめて、ラザーニャを食べようと、したとき、

「どうしたの?マドモアゼル?」
と、隣のおじいちゃんムッシュから、聞かれました。
80歳くらいの白髪で小柄な、おじいちゃん。

えいえもんは、ジェスチャーで、
((わたしのリップクリームが、このソファの下におちてしまったんです。))
と、アピール。

おじいちゃんに、どうにか伝わって、
『でもとれないし、あきらめます。大丈夫です。』って、私が言ったら。

「そんなことないよ。いっせーのせで、ソファをよけたら、
見つかると思うよ。」
「そこの隣に座っているお姉ちゃん、こういう事情だから、
一緒にソファを動かしてくれないかな。」
って、助けてくれて、言葉は全部、フランス語なのに、
なんでか、わかるし、それより、
ありがとうございますと、わたしも遠慮がちに、
一緒にソファを動かして、

よっこいしょ

4人掛けのソファを動かすと、
下に、リップクリームが(^-^*)。

みんなで、
「あったー。」って、笑顔。


『ありがとうございます!メルシー、メルシーボーク!!』
って、お礼を言って、
リップクリームを元の場所に納めて、
席に座りました。


その後、おじいちゃんムッシュさんとの会話。
「よかったね、おじょうちゃん。きみはどこから来たの?」
『はい、Japonから来ました。』
「おぉ、Japon!日本人は頭がいい人が多いよね。」
『えへへ、私はあんまりよくないけど。』
「バカンスかい?」
『はい、半分はバカンスです。』
「何日くらいパリにいるの?」
『5~6日くらいです。そのあと、イタリアに行くんですよ。』
「そうか~。短い時間だけど、パリを楽しんでね!」
「おお、ラザニアが冷めちゃうよ。さあ、ボナペティート。」


日本語と片言のフランス語で、
こんなにコミュニケーションがとれるんだ!って、
言葉より伝えたい気持ちが大切なんだなってことを
思ったのと、
なんて、親切なおじいちゃんなんだろうって。
都会のパリはもっと、殺伐として、
みんな冷たいイメージをもっていたのが、180度かわった
瞬間でした。
もちろん、いろんな人がいるけど、
でも、いい人もたくさんいるんです。
パリにも日本にも!って、とっても感じました。

緊張で、ラザニアの味は覚えていないけど、
最後に、おじいちゃんに、
「本当にありがとうございました!」ってお礼を言って、
おじいちゃんは、
「ボンボヤージュ!マドモアゼル!」って、
優しく手を振ってくれて、お別れ。



お腹が満腹になったのと、
自然体の親切で、
がちがちに固まった肩が、ちょっぴりほぐれて、
その後の観光も楽しく経験することができましたよ。
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自転車専用レーンがある

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セーヌ川の両側に気分で開く古本屋さん・ブキニスト


このおじいちゃんムッシュさん、
きっと、先生か何かかな、終始専門書みたいな読書をしていたから。

そして、この素敵なフランスでであった親切心は、
この後も、続き、

パリの端っこにある、週末「のみの市」に出かける時も、
道に迷った時に、最寄りのバス停まで無料で送ってくれた、
20歳くらいの自転車タクシーのおにいちゃん。
無事にアンティークリネンも選んで買うことができたのも、
おにいちゃんのおかげ!
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おにいちゃんに感謝

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クリニャンクール・のみの市


同じく、「のみの市」から町の中心に行くバスを
探して、尋ねたときに、
教えてくれた、おばあちゃん。
おばあちゃんが最後に降りる駅じゃなくて、
「セーヌ川が目印よ。セーヌが見えたら、その次の駅で降りとといいわ。」
のことばで、セーヌ川がみんなの心の中にどれだけ、
大きいのかを感じることができました。



みんな全然英語話さなくて、
おじいちゃんムッシュさんみたいに、
お互いの言語じゃない言葉で、コミュニケーション。
道中気を付けてねって、
心配りをしてくれたり、みんな「ボンボヤージュ」って
言ってくれたりしました。
(このため、後のイタリアでもボンボヤージュと同じく
旅人に言ってしまい、きみはフランス人か?って
ちょっと変な空気になることもありましたが。)


この、自然にできる心からの態度で
私も笑顔で、お話しや対応ができるようになり、
フランス旅が100倍楽しいものになったこと。

なにより、一番先にみなさんに、
伝えたいなって思いました。


merci ! (ありがとう!)
de rien ! (どういたしまして)
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by ittetsudo | 2012-02-03 14:59 | かばんやえいえもん


東京下町。手作りカバンを自転車で移動販売している、えいえもんの日記。


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